葉酸と相性の悪い成分は？

葉酸は健康維持や美容面でも様々なメリットをもたらしてくれる成分です。
食事からの摂取も可能ですが、サプリメントからの摂取が便利です。
サプリメントから葉酸を摂取する場合、相性の良い成分もいくつかありますが、相性の悪い成分はほとんどありません。
注意するとすれば、添加物を使用していない物を選ぶ事です。

サプリメントとして葉酸を摂取するにあたり、同じサプリメントでは特に相性の悪い飲み合わせはありませんが、医薬品の中にはいくつか注意したい成分があります。
病気の治療などで薬を服用していなければ問題ありませんが、薬を服用中の方で葉酸サプリを取り入れる時は、相性の悪い成分かどうかを確認しておきましょう。

注意すべき成分は、抗てんかん薬のフェイトニン、寄生虫駆除薬のピリメタミンです。
この2つは葉酸の効果を邪魔してしまうため、薬の服用中は避けたほうがいいでしょう。

特に病気の治療というわけではなくても、頭が痛い時や熱が出た時に飲むアスピリンも注意が必要です。
アスピリンは体内の葉酸を機能させないようにするので、アスピリンを飲んだ時は葉酸サプリを飲んでも無意味となってしまいます。

抗生物質の一種のクロラムフェニコールも、葉酸の働きを阻害します。
長期間クロラムフェニコールを服用していると、貧血になりやすいのは葉酸が体内で機能できないため、赤血球の生成ができなくなるからです。

抗がん剤として使用するメトトレキサートも、葉酸の働きを阻害する事が確認されています。
この場合酸素不足となり、危険な状態となる可能性が高いため服用する方は注意が必要です。

サプリメントとして摂取する場合は、特に問題ありませんが、医薬品の中には葉酸と相性の悪い成分がいくつかあります。
医薬品というのは基本的に病院で処方される薬ですが、アスピリンはドラッグストアーなどでも購入できます。
ほとんどが特殊な薬ですが、もしも葉酸サプリを飲んでいる場合は相性を確認しておく事をおすすめします。