サプリメント

葉酸と赤血球の関係性

葉酸は妊婦に欠かせない栄養素というイメージが強いのですが、実際に妊婦が葉酸を積極的に摂取するメリットが多いのも確認されている事ですし、厚生労働省でも妊婦への積極的摂取を推奨しています。
妊娠中は特にそうですが、妊娠以外でも女性は貧血になりやすい傾向があるため、葉酸を摂取するのはとても良い事です。

葉酸は水溶性のビタミンB群の一種で、造血ビタミンと呼ばれる事もあります。
赤血球との関わりが強いのは、赤血球を作るときにサポートをするからです。
厳密には、直接血液になるのではなく、赤血球を作るサポートをしているという事です。

食材ではレバーに多く含まれていますが、緑色の野菜にも含まれています。
レバーには好き嫌いがありますし毎日食べ続けるのは無理ですが、緑色の野菜から工夫すれば毎日食べる事は可能です。
葉酸を摂取していれば、腸内で合成できるから葉酸不足になる事はほとんどありません。
しかし野菜を食べない人は、慢性的に葉酸不足になる傾向があります。

女性は毎月の生理がありますから、食事に気をつけていても貧血を起こしやすくなります。
こういう時に役立つのが葉酸の、赤血球を作る作用です。
葉酸が十分に足りていれば、赤血球を作るサポートをするので、貧血になるリスクは軽減できます。

生理以外にも毎日お酒を飲む人や、抗がん剤を使用している人は葉酸が不足しがちになるため、貧血を起こしやすくなります。
水溶性のビタミンB群という事もあって、多少多めに摂取しても体外に排出されます。
食事なら食べられる量も限られますから、過剰摂取になる心配もほとんどありません。

授乳中の妊婦が摂取すると母乳の出が良くなると言われています。
母乳はお母さんの血液から作られますから、葉酸を摂取する事で赤血球の生成をサポートし、これが結果的に母乳の出を良くしてくれるのです。
毎日の食事が不規則な人は、葉酸が不足しやすいため、できるだけ意識して野菜やレバーを食べるようにしてください。